気功は「マインドフルネス」ですよ~と、体験教室のレクチャーでお伝えしています。
いつもの教室でも「マインドフルネス」が心と体を調えることにどれだけ役立っているか!事例など交えてお話ししています。
最近、生徒さんから「この間、“マインドフルネス”のことをテレビでやってましたよー!椛澤さんと同じことを言ってましたー!」などなど、新聞で読んだとか雑誌で見たとか、マインドフルネスという言葉が生徒さんたちのアンテナにひっかかるようです。
マインドフルネスの効果はメディアやネットなどで度々紹介されるようになりました。
大学などでもマインドフルネスの効果が研究され科学的に解明されています。
マインドフルネスとは?
を説明するとき、私はマインド(心)をフルネス(満たす、いっぱい)にすることですよー。とお伝えしています。
ではどうやったら心を満たせるのか?
私たちの脳は1日約6万個の事柄を考えているそうです。では昨日考えた6万個のこと思い出せますか?私は全く無理です!せいぜい、10個かなー(笑)
脳みそは無意識化でも常に何かを考えています。そして考えている6万個のほとんどが、「過去と未来」のことと言われています。実際そうですねー。「一昨日、こうだったから。。。いや、明日のこともあるし、昨日は、、、あれ?1か月前って何したっけな?来週、これをするから。。。」などなど、私たちの思考は常に過去か未来をいったりきたりしています。
私たちが何かをしながら別のことを考えていることも良くありますしね。
それだと「今の自分」が置き去りにされちゃっていることに気が付きます。そうなのです!「今の自分、今この瞬間」に意識を向けることがマインドフルネスです。
座禅やヨガ、瞑想、お習字、お花を生ける、一心にお風呂のカビ掃除をする(笑)などなど、今、この瞬間の呼吸や動作、目の前のことだけに意識を向けるのでマインドフルネスです。
気功は自分の“気”に意識を向けます。では“気”ってなーに?はまた後で。。。
「今この瞬間」に意識を向ける事で心が満たされます。そして実は体も満たされています。
気功教室の中では「ただ」自分に意識を向けるよう伝えています。「良い」「悪い」など評価をせず、感じたことに「調子はどうか?」など詮索しない。観察して今の自分を見つめてあげる。ただそれだけ。この「ただ」がなかなか奥が深い!
よく生徒さんが「今日は温かく感じたから調子がいいんですかね?」とか「重く感じたから調子が悪いのでしょうか?」とか質問します。答えは、良い悪いではなく「感じた事実をそのまま“そうなのねー。”と思ってあげればOK。」
私たち、生活の中で「ただ聞いて欲しい。」だけっていう時、よくありますよね。体や心も同じです。ただ今この瞬間に意識の目を向けてあげるだけでいいんです。でも、そうすることで、体や心は落ち着いて、調ってきます。じーっと見守っている間はちょっとしんどい時もありますが、終わった後はとーっても充実した気持ちが味わえると思います。愚痴や今の状況をひたすら聞いてもらってスッキリした!っていう時と同じですね。
自分の心と体の今この瞬間をジャッチせずに、ただ見守ってあげることがマインドフルネスです。
過去と未来に忙しい脳を今この瞬間だけに使って休めてあげることで、脳が正常な判断をしてくれたり、指令をだしてくれたりします。これが自律神経が整うということです。
今日も午前と夜と教室があります。来てくれた生徒さんには、気功をしている1時間半は過去と未来に自分を奪われないで、今の自分を大切にする時間をじっくり味わってもらおー!と思っています。
今日も、マインドふっるっていきましょー!