湿邪って何?気功で調える梅雨のからだ

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梅雨に入ると、なんとなく体が重い、気分がスッキリしない、そんな日が増えてきます。
それ、気のせいではありません。邪気のせいです!(笑)

東洋医学では、この季節特有の不調を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
湿気=湿(しつ)の邪気=邪(じゃ)、つまり“湿度による体への悪影響”のこと。

湿邪ってなに?
湿邪の特徴は、「重い」「だるい」「巡りを滞らせる」こと。
外の空気がジメジメしているように、体の中にも“湿気”がこもり、巡りが悪くなってしまうのです。

・朝起きてもスッキリしない
・頭がボーッとする
・むくみやすい
・お腹の調子が悪い

こうしたサインが出たら、「湿邪が影響しているかも」と、まず気づいてみてください。

湿邪は様々な“流れ”を止めてしまいます。
湿邪によって滞るのは、血やリンパだけではありません。
「気(エネルギー)」の流れも、じんわりと滞りがちに。

気功では、この“気の流れ”=巡り、をとても大切にしています。
流れがよければ、多少湿度が高くても、体は自然と調整してくれます。

気功の基本は、「ゆるめること」「感じること」。
無理に動かしたり、がんばったりしません。
まずは今の自分の状態に「気づく」ことがセルフケアのスタート。

だるさを否定せず、「ああ、湿邪が来てるのかな」と、自分の内側に静かに意識を向けてみてください。

呼吸を感じる
背中をゆるめる
お腹を温める
ただそれだけでも、内側の巡りは変わっていきます。

まずは湿邪に気づくことが、ケアの第一歩です。
湿邪の季節は、無理せず“調整の時期”と考えて下さいね。
雨が降れば、外も静かになります。
私たちの体も、そうやって自然と呼応しているのです。

気功は、天気や季節に逆らわず、自分にやさしく寄り添うための養生ケアです。

湿邪の季節、“ゆるめる”“気づく”“巡らせる”で一緒に自分の心と体を調えてみませんか?


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ケセラセラ

ウクレレを始めて5年目になります。今ではウクレレの師匠とデュオを組んでライブ活動なんかもやってます♪

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