と、いっても、コロコロ対策の「ソーシャルディスタンス」のことではないですよ!
まーるでやってる気功はその名の通り「気」を扱います。「気」は見えないし触れないし嗅げないので、こういうものを扱うことに「怪しい」と表現されることが多くて、なかなか苦労しているのですが、でも例えば「気を使う」って何を使ってるのでしょうか?「気を消耗した」は何を消耗したんでしょう?「気が散る」って何が散ってるの?そして「気疲れ」した時って心身ともにぐったりしますよね。私たちは普段、「気」を扱うような言葉を割と日常的に使ってます。
そして私たちは色んなエネルギーに助けられて生きています。ご飯や空気やガソリンや電気などなど。「気」もエネルギーのひとつとして考えられるとんじゃないかな?と私は思ってます。体の中の気が滞ったり、不足したりすると不調を起こす、というのが東洋医学の考え方なんです。病院でどんなに検査しても原因が分からない症状や不調ってたくさんありますよね。そういう不調や症状に、見えないし触れないけど「気」が関わっていることが多いです。
その「気(エネルギー)」はどこにあるのか?
それは【空間】にいっぱい存在してるんです!例えば、物がごちゃごちゃといっぱい置いてある部屋より、スッキリ片付いていて空間がたくさんある部屋の方が気持ちいいですよね!それはその場所に【空間】があってそこには気が満ちているからなんです!
どこまでも広がっている大自然の中に行くと大きく深呼吸したくなるのも、そこの空間がエネルギーに満ち溢れているからなんです。
体も同じです。猫背で前かがみになってみて下さい。胸、お腹が圧迫されて窮屈になるますよね。内臓と内臓の間に空間がなくなってしまうからトラブルが起きやすくなります。背骨もそうですよ。骨と骨の間の空間がなくなるから痛みや痺れが起きますね。だから姿勢が大切なんです。気功の姿勢は単に正しいだけでなく、体の中の空間を作って気が巡りやすくするんです。どんなに気を補充しても巡らなければ意味がないので。それには空間が必要になります。しかも体に力を入れると空間がなくなってしまうんです。なので単に胸を張ったり背筋を伸ばすのではなく、軸となる所以外は緩んでいるのでとっても楽チンなんです。楽だと感じるのは空間がちゃんとあるからなんですねー。
心(頭)もそうですね。あれやって、これやって、あれやったかな?これやったかな?ってあまりにも思考を詰め込み過ぎて空間がなくなると、トラブルが起きやすくなりませんか?考え事いっぱいしてるのに、肝心な事を忘れたり、頭が疲れすぎて機能しなくなったり。。。心にも余裕がなくなると、誰かのたわいもない言葉がひっかかったり、いつもはサラッと流せる意地悪に深く傷ついたりします。そんな経験ありませんか?
体にも心にも空間が大切だなーって思います。体の空間、心の空間、どちらも気功で作れますよ!えへ♪
そうそう!前にブログで「スキマが好き!」っていう空間の役割についても書いたのでよかったらそちらも読んでみて下さい!
【空】はカラとか無という意味だけでなく、空があるから新しいものや事が生まれたり、存在できたりするんじゃないかな?と思います。
そして私たちが生活するのに欠かせないエネルギーは「空間」にたくさんあるので、周りの環境、体、心、スケジュール、人間関係、などなど、空間を意識して作ってみると心地よく過ごせるかもしれませんよー!