相手の言葉を信じてみよう!

共有

毎月実施している「まーるの課外授業」。気功以外に私が、これはいい!!って生徒さんにおすすめできるセルフケアやワークなどを行っています。時々、生徒さんからこんなのやって欲しい!とリクエストされることもあります。先月は生徒さんからのリクエストで「聴く」ことをテーマにしたセミナーを開催しました。

企業でも「傾聴セミナー」として人気のセミナーです。今回はまーるの生徒さん向けに、内容を身の回りで起こりそうな事に置き換えてお伝えしました。

企業での改まったセミナーではないので、生徒さんのお困りごとなどを伺いながら進めました。そしたらこんなお困りごとが出てきました。

「自分の好きな話題だとついつい相手の話しを遮ってしまい、後で“もっとちゃんと聴けば良かった。。”って思うことがあります。その相手に『さっきはちゃんと聴かなくてごめんね。』って謝ると、『え?そんなことないよー。』って言われるのだけど、自分は絶対にそんなことあると思っちゃうんです。悪い事しちゃったなーって、思うんです。。。」

なるほどー!と思いました。いいお困りごと(笑) を出していただき、感謝!感謝!!です。

「ちゃんと聴けなくて悪かったな。」っていう思いをそのままにしないで、相手に謝りに行ったのは素晴らしいと思います!ついつい、悪かったな、って思ってもそのままにしてしまうことってありますよね。でも「悪かったな。。。」を放置しておくと、余分な罪悪感が増し増しになるので、だったら、ちゃんと謝っちゃった方がいいですね!

そして“相手は”「そんなことないよー。」って言ってくれたのに「そんなことある!」って“自分が!”思っちゃったんですねー。その結果、ちゃんと謝ったのに自己嫌悪が残ってしまったっていうケースです。

万が一「ほんとはちゃんと聴いて欲しかったのに。」って相手が思ってたとしても「そんなことないよー。」って言ってくれたってことはその時点で相手は許してくれたのだから、思い切って相手の言葉を信じてみることが大事かな、と、思います。相手は許してくれたのに、誰が許してくれてないか?というと、“自分”ですね。自分が自分を許してないから、せっかく謝れたのに、せっかく相手が許してくれたのに、罪悪感や自己嫌悪が残ってしまうんです。

けっこう“時間”て色々なネガティブな気持ちを少なくしてくれたり、消し去ってくれるいい薬です。時間薬が解決してくれること、いっぱいありますよね。その時は“カチン!”てきても時間が経つと“ま、いっか”って思えることがたくさんあります。なので、相手がどう思ったとしても、謝った時には「そんなことないよー。」な気持ちになっているのだから、それを信じて欲しいですね。相手からの好意の言葉や許しの言葉をとりあえず信じる癖をつけるといいと思います。

感情は「癖」なので自分で意識すればかなり改善できます。自己嫌悪や罪悪感を抱きやすい人は、一番は自分を許す癖を付けて欲しいです。罪悪感や自己嫌悪を手放す一番の感情は「感謝!」です。前にもここに書いたので良かったらのぞき読みしてみて下さい。

聴けない私はダメだ―!すぐ話しを遮る私って。。。相手を不快にさせたな。。。っていう思いがぐるぐるしたら、えい!って気持ちを変換して「そんなことないよー。」って言ってくれた相手に「ありがとう。」です。

自分=ダメ人間、みたいな感情はなーんの得にもならないし、相手も自分も不幸にしてしまうんじゃないかって思います。そんな感情が浮かんだら、すかさず「ありがとう」を3回くらい言ってみて下さい!割と楽に感情変換できますよ♪

それから、感謝の次にいい変換ワードは「じゃあ、どうする?」です。

あんなことしちゃった。。。こんなことしちゃた。。。なんで?どうして?って自分責めモードに入ったら「じゃー、どうする?」です。落ち込んだって、自分を責めたって、脳からストレスホルモンが出て不調を起こすだけなので、じゃー、どうしたらいいかな?って考える方が心にも体にも優しいし、役立つし、周りの人達にもいい影響が出て来ると思います。

そして別の生徒さんから人の好意や言葉を信じる件で、こんな意見もでました。

人によって話しの内容を変えたり、陰で仲良くしていた人の悪口言ったりしてるのを見たり聞いたりしてると、安易に相手の言葉を信じられない。というお困りごと。

確かに、そういう残念な人って世の中にはいますね。そんな人が自分の近くにいたら、不信感を抱いてしまう気持ちも分かります。

それでも私は、どんな裏表がある人でも「いいよ」って許してくれたら、陰でなんて言ってようがその言葉を勇気をもって信じる方が得だと思います。損得話しではないかもしれませんが。。。(笑) 言葉は言霊っていうように魂がこもってますから!「いいよ」って言ったのに陰で悪口言ってたら、その人が嘘つきなだけ。

そして、そんな嘘つきさんもいるけど、そうじゃない人達だってたくさんいます。嘘つきさんに気持ちを奪われて、正直者さんが言ってる本心を信じないのは、とっても残念です。

相手の好意や言葉を信じるって誰のため?って“自分”のためです。そんなことないくせに!って自分責めに入るより「ありがとう」って好意や許しをとりあえず受け取って、おしまい。です。その後、でもなー、って自分責めや自己嫌悪がスタートしたら「じゃーどうする?自分?」って解決策を考えて下さい。自分を責め続けるより、解決策を考える方が傷つかずに済みます!

その他のブログ投稿もご覧ください!