最近、「私、自律神経が乱れているので。。。」とか「自律神経の乱れが気になるんです。」という相談を良く受けます。
みなさんはどんな時に「自律神経が乱れてる」と感じますか?
そもそも、自律神経とはその名の通り、自ら律してる神経なので、私達の意思に関係なく自動的に働く神経なんです。例えば、はい、心臓止めてみましょう!っていっても止められないですよね。朝、食べたものの消化を一時的にストップしてみましょう!っていっても、ストップできないですよね。それはみんな自律神経さんが全自動で働いてくれているからなんです。
自律神経さんは、私達が生きる上で欠かせない体の機能を全自動で動かしてくれている、とってもとっても優れた神経なんです。全自動生命維持装置!と言ってもいいでしょう。私達が無意識でもちゃんと働いてくれているんです。
で、その生命を維持するのに(心臓を動かしたり呼吸したり消化したり排泄したり・・)必要な神経が自律神経の中に2つあります。交感神経と副交感神経です。
交感神経はアクセル→緊張感が高まる。頑張る準備をするなどの役割があります。副交感神経はブレーキ→リラックスしたり休む準備をしたりする役割があります。このアクセルとブレーキが上手く切り替わらないことが「自律神経の乱れ」と言われています。
例えば、眠りたいのに緊張感が続いて眠れない、休んでいても休んだ気になれない、疲れがとれない、などは副交感神経が上手く作動していない状態です。
ただし、自律神経が乱れているな、という症状があるのではなく、眠れない、疲れがとれない、頭痛がある、めまいがある、などの症状の原因のひとつに自律神経の乱れがある可能性があるということなんですね。
頑張るアクセルの交感神経とリラックスするブレーキの副交感神経の切り替えが上手くできている状態が自律神経が整っているという状態です。頑張りたい時に力を発揮して頑張れる!でもちゃんと休む時にはしっかり休める!という状態が理想ですね。
眠れない、疲れやすい、緊張感がとれない、頭痛やめまいなどの辛い症状がある時は、自律神経が乱れている→交感神経と副交感神経が上手く切り替われてないことが原因の可能性はあります。
じゃー、どうしたら自律神経が整うのか?
どちらかというと、ブレーキの役割をしている副交感神経にアプローチしてリラックスした状態を作ってあげると、自律神経が整います。交感神経を働かせるのは割と簡単です。朝起きて活動し始める時には既に交感神経が作動して、夜、眠るまでずっと働いています。なのでその働き者のアクセル的な役割をしている交感神経を静めて、副交感神経を優位にしてリラックスして、心地いいな~、眠いな~、っていう状態にしてあげることで、切り替えやすくなって結果的に自律神経さんが整ってくれます。
なので、呼吸法や瞑想など、緊張感を緩めてリラックスできる時間を作ると自律神経が整いやすいのです。
もちろん!気功も心と体を緩めて行うので、副交感神経を優位にして自律神経を整える効果があります。なのでまーるの生徒さんの感想で一番多いのは、安眠できるようになった!なんです。他にもイライラしなくなった!とか仕事に集中できるようになった!体の症状が軽くなった!などなど聞かれます。
私達の生命を守ってくれている、とっても優秀で愛おしい自律神経さんのご機嫌を良くするのも、私達自身です。セルフ(自分自身を)ケア(お手入れする、メンテナンスする)してますか?どうしていいか分からない方、ぜひ、まーるへどうぞ♪